モスクワ紀行(2)モスクワはもう冬? (96.10.3)


ずいぶん疲れていたはずなのだが、日本時間の朝9時ぐらいになると眼が覚めてしまう。こちらではまだ早朝の4時である。

パソコンで昨日のことなどを打ったりしているうちに、いつのまにか8時となり、朝食を食べにいく。
朝食はバイキング形式。さすがに、よくわからないものがけっこうあって、適当にとっていたが、ほとんど甘いものばかりで失敗。ただ、その場で焼いてくれる目玉焼きは絶品であった。(塩がないので困ったけど)

その後、通訳の人と一緒に仕事の打ち合わせに出かける。天気は快晴。この時期では珍しいそうだ。気温もそれほど低くない。
なのに、相手先のオフィスにはすでに暖房が。何でも、計画経済の時代の悪い習慣で、10月からは冬と決められていて、だから暑さ寒さに関係なく必ず暖房を入れるのだといって笑っていた。ロシア人は寒がりなので暑くないのかもと思って我慢していたが、休憩時間に窓を開けてくれたのでほっと一安心。

昼はファーストフード。ロシア版ケンタッキーみたいな場所。5人で食べて3千円くらいは、日本の感覚とあまり変わらないなあ。それにしても、これで現地通貨だと12万ルーブルとかなってしまうので、支払いの札が分かりにくい。ぱっと見て、10000と10000と100000と区別がつかないのだ。10と100と1000くらいなら一目で分かるのだが。

午後も引き続き打ち合わせをして、引き上げたのは夜の8時前。それから、ロシア料理の店に行って、ホテルに帰り着いたのは10時。すぐに寝る。やはり今日も電話が何度かかかってきたけれど、取る元気すらなく無視して寝込む。

翌日、10/3は昨日とうって変わってぐずついた天気。まず、ロシアの展示場へ。
展示場に向かう途中でシートがむき出しになった、オープンタイプのゴンドラがついた巨大観覧車を発見。これは、下手なジェットコースターより怖いのでは?日本では安全基準上、絶対許可されないだろうな。あと、モスクワの冬場にこれに乗ると死ぬほど寒いのでは?
それと、海賊版のCDやらビデオやら売っている中に、電化製品の説明書を売っている人たちを発見。あれは何のために売っているのだろうか?謎である。

夜は韓国料理の店へ。ロシア人が焼き方を間違えないように、店の人が頼んだ肉を種類順にすべて焼いてくれる。韓国料理なのに、なぜか日露合弁でつくられた店だとか。在日韓国人なのかな?
同行したロシア人はキムチが気に入った様子。当たり前のことではあるのだが、箸を使えない人にとって、焼き肉は非常に取りにくい。日本ではなかなか気づかない点でした。

夕食後、同行していたロシア人が、紹介したい人がいるからといって、個人宅へ連れて行かれる。そこで、なぜか手塚キャラクターが表紙になったアルファベットの練習ノートを発見! 書き順とかが書いていって、上からトレースするあれね。なぜ、アルファベット練習帳の表紙に手塚キャラが?初めて訪ねた人なので、「くれ」ともいえず、そのままホテルに帰る。

今日も何度も電話がかかってくる。少し元気が残っていたので値段を聞いたが、お客さんのニーズに合わせてどうのこうの、詳しくは部屋で交渉しましょうと教えてくれない。面倒になったので切る。ついでに、電話機にベルのボリュームを発見したので、最小にする。これで、もう安心(何が?)
ふと思ったのだけど、相手は日本語で話してくれるわけではなく、英語なので、会社の金でえらそうに来ている日本のお年寄り重役は交渉できないのでは?と思ってしまった。いらない心配だね。


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