いよいよ年に1度(去年は2度あったけど)の福岡最大イベント、「コミックネットワークin福岡ドーム4」が開催された。
以前のレポートのときにも書いたが、このイベントの特長は会場の知名度もさることながら、会場側が広報や企画の点で積極的にイベントに関わっているということだろう。主催者に貸しっぱなしというイベントがほとんどの中、全国的にも非常にユニークな形だといえる。
今回、どのような広報が展開されたかその全容をよく知らないのだけれど、地下鉄の主要駅に張られたポスターだけでも、一般に対する告知が積極的に行われているのがわかる。

地下鉄の福岡空港駅に張り出された「ドーム4」のポスター。いやでも目立つ。
ところが、のっけからコミックネットワークの悪い点が。今回もサークルへの案内状が遅れ、遅いところでは1週間前前後についたみたい。
地元のサークルは慣れている?かもしれないが、せっかくの福岡ドームだからと参加した遠方のサークルはパニックだったのでは。
というわけで、やや不安になりながら当日へ。11時開場だったのだが、今回はサークルでもないし、イベントの手伝いもしていないので、のんびりしていたら、会場についたのは10時半。
ながーい列をたどって最後尾にたどり着いたのは15分後、すでにドームを2/3周以上して、逆方向の方に回った方が早かったかも。
列は自分の位置でも11時5分くらいには動き出したので、入場は予定通りだったのだろう。この場所だと入るのに12時くらいまでかかるかなあと思っていたのだが、11時35分くらいには入場できた。
この辺のオペレーションはかなり慣れてきたのだろう。スムーズに入場できた。

はてしない外周列。今回も開場前に球場を1周近くした。
今回のサークル数はパンフレットで数えると、約2200スペース。これは、かつて「ドーム1」が持っていた記録を塗り替える福岡最大規模。
サークル数の減少が懸念され、全国的にイベント参加数が減少傾向にある中でこの規模を達成したことについては、コミックネットワークと福岡ドームの努力の成果だろう。
ところが、会場に降りてみて、思わぬ欠点が。サークル間の通路が狭すぎて、ちょっと混み合うと、とてもまともに通れない。
感覚では、あと50cm広げてくれるだけで、通りやすさは格段によくなるのだが。これだと、初めて来た人とか、ドームだからと久しぶりに来た老齢組(って俺か)は、途中でめげてしまうかも。
目当てのサークルやジャンルの決まっているパワーユーザーにとっては、サークルは多いし、大手もけっこうきているしでいいのではないかと思うのだが、ちょっと、ぶらぶら回りながら掘り出し物を見つけよう、という感じではとても回れない。
一般向けの広報を他のイベントよりはるかに強化している「ドーム4」だけに、やや皮肉な状況だった。
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また、大型スクリーンを活かしたステージやビデオ上映は今回も健在。さらに、外野スタンド上部にあるスポーツバー「ビッグライフ」での声優のミニコンサート(今回は折笠愛)やコスプレダンパなど、並列イベントが開催されるのも、ドームならではといえるだろう。
目新しいところでは、ついに福岡でもコスプレを売るプロショップが登場した点と、飲食スペース内にプリント倶楽部があった点。コミケにプリクラって、コスプレをしたままで撮れるので、目の付けどこととしてとてもいいかも。
逆に、午前中にあった漫画家教室はちょっと外していた。ゼミみたいな形式でホワイトボードか何かを前に教えるのではなくって、漫画家が描いているのを回りで見ている感じで、あまり「教室」という感じがしないんだもの。

おなじみのコスプレショー。大型スクリーンで、会場のどこにいても見ることができる。

福岡にもついにコスプレ売りのプロショップが参加。

コミケでプリクラ。やろうと考えた人はとても偉いと思う。
今年は春にFCS'97が開催されるので、次回のドームは1年後ということになりそうだが、今後は規模の大きさだけでなく、快適さをアップすれば、浮動層のお客さんをかなり固定客にできるのではないだろうか。
逆に、福岡でそれができそうな条件が整っているのは、福岡ドームだけだと個人的には思うので、ぜひがんばって福岡のコミケ千年王国の基礎を築いてほしい。福岡はまだまだいけますよ。(そんなに長くやってられるか、という主催者の声が聞こえてきそうだけれど)